浄化の工程
【第一工程】 遮水壁の構築
雨水の浸透等によって、汚染土壌から汚染物質が周囲に拡散し、その汚染区域が拡大するのを防ぐ為に、汚染区域の周囲に汚染された土壌の深度から浸透流が回り込まない深さまで遮水壁を構築します。従来的な工法では、掘削を伴う遮水用矢板等の敷設が不可欠ですが、TEP工法に於いては、浄化原理上、浄化装置の設置自体が遮水壁の構築と同義である為、地面の掘削に付随する養生作業が不要となります。
【第二工程】 汚染物質の除去
汚染区域の土壌に設置した 浄化装置に通電し、汚染土壌から汚染物質を除去します。汚染物質は、地上に汲み上げられ、物資の種類ごとに最適な処理が施された後、安全に管理されます。
【第三工程】 汚染土壌の洗浄
汚染区域の土壌に設置した、浄化装置に洗浄用の特殊な水を注入し、浄化装置に再度通電、 土壌と浄化装置の洗浄を同時に実施します。定期的に、浄化装置から水を汲み取り、水質を調査します。
水質が基準に達すれば排水処理を行い、全工程は完了となります。